
Alchemy は、使いやすさと機能性を両立したサンプルベースのシンセサイザーです。多数のリアルタイム Performance コントロールと種類豊富なプリセットライブラリを搭載しています。
Alchemy には、加算方式、スペクトル方式、グラニュラ方式の合成/再合成エンジン、サンプリングエンジン、バーチャル・アナログ・エンジンが内蔵されています。これらの合成方式を使って、読み込んだサンプルを分析し、サウンドを操作できます。サンプルマッピング機能、ループ機能、グループ化機能を備えているため、多数のサンプルとレイヤーを含む音源も簡単に作成できます。純粋な合成サウンドを作成したいときは、加算合成エンジン、スペクトル合成エンジン、バーチャルアナログ合成エンジンを活用して、スタンドアロン音源に匹敵するパワーと能力を実現できます。
Alchemy のプリセットには最大 4 つのソースを含めることができます。ソースごとに 1 つまたは複数の合成エンジンを使用でき、ソース間をモーフィングまたはクロスフェードさせることもできます。また、アナログ/デジタル・モデル・フィルタ、内蔵エフェクトユニット、モジュレーションコントロールも数多く用意されています。さらに、内蔵のアルペジエータを使って、各ソースを個別に操作したり、さまざまなパターンのモジュレーションを柔軟にかけたりすることもできます。
シンセサイザーを使うのがはじめてで、各種の合成方式になじみがない場合は、シンセサイザーの基礎の概要を参照してください。また、「Alchemy のチュートリアル:はじめに」も参照してください。Alchemy の高度な合成機能の使いかたについて詳しく説明されています。
Alchemy で新しいサウンドをデザインする前に、各部の役割とサウンドへの影響を理解しておきましょう。
Alchemy は一見複雑そうに見えますが、レイアウトは比較的シンプルです:

この図は、各種のサウンド生成/処理モジュール間のシグナルフローを左から右に示しています。
基本的には以下の 3 つのステージに分けられます:
各サウンドには最大 4 つのソース(A、B、C、D)を含めることができます。各ソースは、加算エレメント、スペクトルエレメント、グラニュラエレメント、サンプラーエレメント、バーチャル・アナログ・エレメントで構成され、ソースごとに複数のエレメントをアクティブにできます。各ソースには独立した 3 つのフィルタがあり、それらを並列または直列に構成できます。これらのソースを使って、サウンドの基本的なトーンを作成および加工します。このセクションで設定するモジュレーションはすべてボイス単位で適用されます。Alchemy のソースの概要、Alchemy のソースフィルタ、およびAlchemy のソースモジュレーションを参照してください。
2 つのメインフィルタを並列または直列に構成できます。メインフィルタを使って、4 つのソースをミックスしたサウンドを加工したり変更したりします。このセクションで設定するモジュレーションはすべてボイス単位で適用されます。Alchemy のメイン・フィルタ・コントロールを参照してください。
個々のボイスをミックスしてフィルタをかけた信号は、エフェクトステージへと送られます。エフェクトセクションで設定するモジュレーションは、メイン・フィルタ・セクションから受け取ったオーディオ信号全体に適用されます。メインフィルタをバイパスして、ソース(ソースフィルタを使用している場合はその適用後)をエフェクトセクションに直接ルーティングすることもできます。Alchemy のエフェクトの概要を参照してください。
「Logic Pro X」 の Alchemy の設定は、Camel Audio Alchemy と互換性があります。そのため、Camel Audio プラグインを 「Logic Pro X」 の Alchemy に置き換えることができます。
Camel Audio Alchemy プラグインを使用しているトラックを選択します。
選択したトラックのチャンネルストリップで、Camel Audio Alchemy が挿入された音源スロットにポインタを置き、ポップアップメニューから「Alchemy」を選択します。
Camel Audio Alchemy の既存の設定が新しいインスタンスで自動的に保持されます。
注記: 「Logic Pro X」 の Alchemy はコントロールや機能がアップデートされているため、Camel Audio Alchemy を使用していたときとはパッチのサウンドが多少異なる場合があります。また、オートメーションは 「Logic Pro X」 の Alchemy には引き継がれません。